Strength私たちの事業と強み
私たち小田急レストランシステムは、小田急グループの一員として飲食事業を展開する会社です。小田急線沿線を中心に、駅そば、レストラン、居酒屋、とんかつ、定食、カフェなど、多様な業態を運営しています。事業は大きく分けると、「和食」「洋食」「箱根そば」「ライセンス(スターバックス)、FC:フランチャイズ(いまがわ食堂)」の4事業に分かれ、60を超す店舗を保有しています。
小田急線には新宿駅という1日350万人を超す日本一の利用客を誇るマンモスステーションのほか、下北沢駅、登戸駅、町田駅、藤沢駅など、1日平均の利用者数が10万人を超す中核駅が11駅もあり、駅を中心に事業展開する当社にとって、安定した集客基盤となっています。そうした環境下で事業展開できることは、当社の大きな強みと言えます。
また、「箱根そば」や「おだむすび」、「フォレスティコーヒー」、「ビナキッチン」など、大半のブランドを自社開発しており、売上高でいえば約85%、収益ベースでは約90%をオリジナルブランドが占めています。自社ブランドを多数持つことは、高い利益率の確保につながるばかりでなく、自社内にノウハウが蓄積され、時代のニーズに合わせた業態・商品を自分たちの手で開発できるというメリットがあります。このように、当社は創立以来、自らの力で成長することを基本方針とし、小田急沿線の食文化の向上に貢献しているのです。
こうした事業展開を可能にしているのは、従業員たちの積極的なチャレンジを歓迎する、小田急レストランシステムならではの社風です。飲食業界はトレンドの移り変わりがとても早く、また業績が順調に伸びていくかどうかは、店舗の立地条件にも大きく左右されます。昨日まで売れていた商品が、今日はパタリと売れなくなる、そんなことが起こり得る業界です。
このような変化の激しい環境下にあっても、私たちが安定した成長を遂げてきたのは、お客さまのために何が必要なのかを考え、様々な業態の展開、適切な場所への出店、新しい商品の開発に失敗を恐れず積極的に取り組んできたDNAともいえるチャレンジスピリッツが根付いているからに他なりません。さらに申せば、経営層からのトップダウン型で行うのではなく、現場の社員がお客さまの声を吸い上げるボトムアップ型で実践してきたことです。
「小田急」といった強力なブランド力を活かしながら、自らのアイデアでチャレンジしたい方にとっては、当社には魅力的な事業環境が整っていると思います。
Vision将来像
他社にはない独自の強みを有している一方で、課題もあります。現在、小田急電鉄を中心とした「新宿駅西口地区開発計画」が進んでおり、それに伴い新宿駅で展開していた数店舗を一時的に閉店することとなります。その影響は決して小さくありません。
プロジェクトの完成は2029年を予定していますが、それまでにいかにして着実な成長への種をまき、2029年以降、さらなる飛躍を遂げるかが求められています。この状況を乗り越えるために、既存事業の強化はもとより、SNSの活用強化、小田急線沿線に留まらず他地域への出店や、新業態・新商品の開発、新ブランドの発掘に注力しています。
こうした中で当社が目指す姿は、食の提供を通じてお客さまと私たちの幸せを実現し、地域とともに成長する「ソウルフードカンパニー」です。
小田急レストランシステムには60年もの間、お客さまに愛され続け、小田急沿線のソウルフードと呼ばれる「箱根そば」があります。その歴史の長さに加え、業界に先駆けて生そばやかき揚げを店内で調理したり、立ち食いが当たり前だった駅そばにいち早く座り席を作ったりと、箱根そばは、駅そばの革命を起こしてきたブランドと自負しています。
その根底には地域に密着し、お客さまの生活に根差した店舗でありたいと願う姿勢が常にあったと思います。お客さまを思う気持ちと、商品に対して挑戦する姿勢がお客さまに評価され、箱根そばはいつしか「ソウルフード」と呼ばれるようになりました。
Development育成と求める人材
飲食業界というのは、人々の生活と密接に関わるやり甲斐の大きな仕事である反面、先ほども述べた通り競争が非常に激しい世界でもあります。商品の質や価格はもとより、接客や立地、マーケティング戦略など、様々な要因が重なり合って、お客さまから選ばれる店舗になります。それは一朝一夕に成し遂げられるものではなく、「こうすれば上手くいく」という決まりきった正解もありません。ただ一つ言えることは、どんな商売も「人」が根底にあるということです。
お客さまなくして私たちの事業は成り立たたないのと同様に、従業員なくして、質の高い商品・サービスの提供はできません。より良い商品・サービスは、人の手によって生み出されるのです。だからこそ小田急レストランシステムは、人材育成に力を入れています。
例えば、現場のスタッフたちが主体的に自分たちの店舗を作れるように、商品開発や各店舗における施策などは、現場の社員に裁量権を持ってもらい、ある程度は現場の判断に任せるようにしています。
また、そうした積極的に挑戦するマインドを持った社員が、やり甲斐を感じながら働くことができるように、待遇面の制度改革も進めているところです。皆さんが入社される頃には、今よりさらに働きがいのある会社にしていきたいと思っています。
当社社員の気質について問うと、誰もが異口同音、「まじめで優しい人が多い」と言います。これは小田急グループ会社の特徴かもしれません。しかし、会社は優しさだけでは駄目です。挑戦しなければ生き残っていきません。失敗してもへこたれない前向きな意欲や厳しさも必要です。
食が好きなことは大前提ですが、人を喜ばすのが好きな方、新しいことに挑戦するのが好きな人、色々なアンテナを持っている人、物事に疑問を持てる人、飲食業界でさまざまなチャレンジがしたいマインドを持った方。
──もし、この中の一つでも当てはまることがあれば、小田急レストランシステムはきっとあなたに向いている職場だと思います。
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