若手社員座談会

十人十色の店長が、スタッフとともに店舗をつくりあげていく楽しさ、苦しさ、そして喜び

店舗運営の舵取り役を担い、大きな責任を持つ店長の仕事は、とても奥が深いものです。接客から調理、スタッフの採用、育成、売上管理まで行う彼らは、どこにやりがいを見出し、どんな苦労をしているのでしょうか。今回は異なるブランドで店長を務める3名に集まっていただき、店長という仕事の実態と、率直な思いを語ってもらいました。

プロフィール
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樋野 由宇
Yu Hino
箱根そば事業部 箱根そば第一グループ
箱根そば狛江店
2019年入社(新卒採用)
社会学部 社会学科 卒
神奈川県出身
中学・高校はバドミントン部、大学ではバドミントンサークルに所属していた。好きな言葉は「継続は力なり」。10年間バドミントンを続けてスキルアップできた経験、そして仕事も継続してきたからこそ多くの学びを得られたという思いから、この言葉を大切にしている。
好きな食べ物名古屋にある「風来坊」の「手羽先」。
田中 萌子の写真
田中 萌子
Moeko Tanaka
箱根そば事業部 箱根そば第一グループ
おだむすび新百合ヶ丘店
2014年入社(新卒採用)
体育学部 体育学科 卒
神奈川県出身
中学・高校時代に水泳と陸上競技を経験し、大学時代は体育学部に通う傍ら、アメフト部のトレーナーを務めていた。今でもスポーツ全般を好む。
好きな食べ物寿司。年に一度は奮発して高級店へ。
また、「おだむすび」の「南高梅」や、
「つゞらお」の「サラダそば」も好物。
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櫻井 和弘
Kazuhiro Sakurai
和食事業部
とんかつ工房町田店
2015年入社(新卒採用)
専門学校 鉄道サービス科 卒
神奈川県出身
学生時代は鉄道会社で働くことを志し、高校ではアルバイトで駅員を経験。動物好きで、犬や猫、フェレットなどを飼育しており、休日はペットの散歩が日課となっている。
好きな食べ物「箱根そば」の「かき揚げ天そば」や、
二郎系ラーメン、インドカレーなど。
座談会の雰囲気の写真
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1店長という仕事

自分を変え、さらに成長することができる

司会 : 初めに、皆さんの仕事内容を教えてください。

樋野 由宇

私が所属する「箱根そば」は、小田急レストランシステムを代表するブランドです。その狛江店の店長として、店舗の運営方針策定からシフトの調整、売上管理、接客、調理など、幅広い仕事を行っています。店長である以上、お店のことは全て把握しておかなければならず、一つの専門性を磨けば良いというわけではありません。お客様とのコミュニケーション、調理の知識、スタッフマネジメントなど、身につけるべきスキルがたくさんあるのも、店長という役職ならではです。

田中 萌子

私は「おだむすび」の新百合ヶ丘店で店長をしていますが、求められる役割は樋野さんと同様です。接客や販売、おむすびを作る「握り」、炊飯などを行いますが、広い視野で店舗を見渡し、お客様満足度やスタッフの働きがいを高めていくことも、店長の重要な仕事です。またおだむすびは、新しい商品企画も積極的に行っているため、常にアンテナを高く張りながら、社会のトレンドを掴むように心がけています。

櫻井 和弘

私は「とんかつ工房」の町田店で店長をしています。「美味い、早い、安い」がコンセプトのカウンターサービスのとんかつ屋で、開店準備や接客、レジ締めといったホール業務から、仕込み、オーダー、洗い場などのキッチン業務、さらに発注やシフト作成、勤怠管理、売上管理、SNSの配信、販促商品の提案など、多岐にわたる業務を担っています。

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    田中店長
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司会 : なぜ皆さんは、店長を目指すようになったのでしょうか?

田中 萌子

おだむすびを担当する前は、小田急レストランシステムの蕎麦・居酒屋である「つゞらお」というブランドの店舗にいました。そこで5年ほど勤務していたのですが、将来をどうしようかと悩んでいたときに、「店長になれば、自分を変えられるかもしれない」と考え、店長試験を受けました。店長を目指した動機は最初から明確ではありませんでしたが、長く店舗で働くうちに、店長と同じ視点で物事を見られるようになり、より成長したいと考えるようになりました。そして入社7年目で店長になりました。

櫻井 和弘

私が店長になりたいと思ったのは、3年目のときです。2年目に配属された店舗の店長が、他店舗と兼務しており常駐ではなかったため、その頃から店長を代行するような形で、事務作業などを少しずつ覚えていくことになりました。
そうした経緯もあり、3年目からは正式に店長代行として店舗管理業務を任されることになります。同時に後輩社員が配属され、先輩としての自覚を持ち、店長代行として責任感を少しずつ学んでいくことで自覚が芽生え、入社6年目のときに店長になることができました。

樋野 由宇

私は入社時点では、店長を目指していませんでした。しかしながら、私が入社2年目のときに新型コロナウイルスが大流行します。さまざまな活動が制限され、思い描いていたような営業活動ができずにいました。そうした中で、より裁量権を持つ店長であれば、自らのアイデアを店舗に反映させやすいのではないかと考え、店長を志すきっかけになりました。私が店長になったのは入社6年目の2024年のことで、まだ日が浅いのですが、自分を成長させることができていると感じます。

座談会の雰囲気の写真
座談会の雰囲気の写真

2店長になる前後のギャップ

責任は大きいが、孤独ではない。共に成長するスタッフがいてこその喜び

司会 : 店長という仕事に対するイメージギャップはありましたか?

櫻井 和弘

店長が強い権限を持っていると思われがちですが、実際はそうではありません。スタッフと意見が対立することもあれば、逆にアドバイスをもらうこともあります。店舗は生き物であり、日々状況が変化する中で、自分一人で全てを判断するのは困難です。
店長になってから、より従業員の声に耳を傾けるようになりました。またスタッフが私のことをたくさん頼ってくれる点も驚きでした。店長は一匹狼のような存在かと思っていましたが、そうではありません。店長がいれば安心と思って働いていただけると嬉しいですし、やりがいを感じられます。

樋野 由宇

店舗スタッフだった頃は店長からの指示に従って作業することが多く、自分で判断する機会は多くありませんでした。しかし店長になると、運営方針を自分で決める必要があります。何を基準に判断すべきか悩んだとき、「もっと早くから自ら考える癖をつけるべきだった」と感じました。
また私も櫻井さんと同じく、店長になってからはパート・アルバイトの方々の意見を多く取り入れるようにしています。
例えば主婦のパートさんであれば「キッチンのスペースが狭いから、調理器具はまとめて置いた方が広くなりますよ」など、生活者目線で提案をくれることもあるので、そうした知恵を活かしながら店舗運営を行っています。この辺りは店長になってから身についた視点です。

田中 萌子

ポジティブなギャップは、店舗スタッフ時代の経験を店長業務にも活かすことができている点です。スタッフと店長は、似て非なるものだと思っていました。確かに役割は異なるのですが、従業員たちと協力しながら、店舗をより良くするために行動するという根本的な部分は変わりありません。日々のオペレーションはもちろんのこと、お客様やスタッフ一人ひとりと向き合い、真摯に対応するという姿勢は、店長となった現在も意識しています。
一方、少しネガティブなギャップとしては、事業部をまたぐ異動の場合は慣れるまでに時間がかかるという点があります。私の場合は、約5年間そば屋のつゞらおを担当していたため、おだむすびに異動してすぐは、商品や運営形態を1から学ぶ必要がありました。当社は幅広い事業を展開しているので、ブランドが違えば別会社に転職したような気分を味わえるのも特徴かと思います。

座談会の雰囲気の写真

司会 : 店長という仕事の好きなところを教えてください。

樋野 由宇

何と言っても、自分の運営方針や店舗作りに対しての結果を、善し悪しにかかわらずダイレクトに感じることができるのは、この仕事の一番の醍醐味です。集客に向けた施策を打ち、それが結果につながれば嬉しいですし、うまくいかなかったときは「なんでだろう?」と考えながら次に向けた糧とします。また自身が採用から教育まで担当したスタッフから「樋野店長のお店で働けて良かった」と言われたときは、本当に嬉しかったです。こんなこと言われたら、店長冥利に尽きますよね。

田中 萌子

スタッフの成長を感じられることが何より嬉しいです。例えば私が採用したスタッフが、初めは右も左もわからなかったけれど、徐々に成長し独り立ちしていく姿を見ると、この仕事をやっていて良かったと感じます。業績アップやお客様からの感謝も喜びを感じる瞬間ですが、そのためにはスタッフの力が何より大切だと思っています。人の成長を間近で見られることが、店長の大きなやりがいです。

櫻井 和弘

日々の中で店舗に対する考え方や、方針などのアイデアがたくさん浮かんできます。どうしたら店舗が繁盛するか、考えだしたらキリがありませんが、そのアイデアを上司に相談し、実際に反映できることは極力実行に移しています。地道なことですが、一つひとつの施策の積み重ねでお客様が喜んでくれたり、売上や利益を伸ばすことができたり、従業員が働きやすいと言ってくれることが嬉しい瞬間です。

座談会の雰囲気の写真
座談会の雰囲気の写真

3後輩の皆さんへ

100人いれば、100通りの店長カラーがあり、自分の仕事に誇りが持てる仕事が店長職

司会 : 店長としてのプレッシャーはどんな感じですか?

田中 萌子

店長は裁量権が大きく、自分の意志で挑戦できる環境です。私はおだむすびに関わって5年になりますが、今までたくさんのおむすびを企画・販売してきました。単に自分が食べたいおむすびを作るのではなく、駅の特性や季節感など、様々な要素を考慮しながら企画する必要があります。それらの経験、ノウハウを蓄積させ、お客様に「美味しい」と言っていただけたときの喜びはひとしおです。

櫻井 和弘

店長は非常に重い責任を背負っていると考えています。お客様がいらっしゃらなければ店舗運営は成り立ちませんし、お店が繁盛しないときは強い不安にも駆られます。また店舗で事故やクレームなどのトラブルが発生した際、店長が代表して対応、謝罪しなければならないのも事実です。
そんな重圧に心が折れそうになることもありますが、「私がやらないで誰がやる」と自分を奮い立たせています。ただ、時には息抜きも必要ですので、休日は仕事を忘れることも大事です(笑)。

樋野 由宇

正直に言えば、プレッシャーを感じやすい環境だと思います。もちろん休みはしっかりもらっていますが、どこか頭の片隅では「今日のお店は大丈夫かな…」と心配してしまいます。そういった意味では責任の大きな仕事だと思います。しかしそうした責任感に対して、支配人や部長をはじめとした本社の人たちからそれだけ期待されている証でもあります。その思いに少しでも応えられるよう頑張りたいですね。

座談会の雰囲気の写真

司会 : 最後に、店長を目指す後輩たちに向けてアドバイスをお願いします。

櫻井 和弘

皆さんの頭の中の店長像と、実際の姿にはギャップがあるかもしれません。ですが店長というのは、皆さんの個性を活かせる仕事だと思います。店長の在り方に正解はないですし、100人の店長がいれば100通りの形があります。自分の個性、強みを活かして店舗運営に携わることは、責任も大きいですが、やりがいは計り知れません。何事にも屈せずチャレンジする精神を持って、ぜひ店長を目指していただければと思います!

樋野 由宇

受動的ではなく、能動的に動けるようになってほしいと思います。お店は店長一人で作るものではありませんが、進むべき道を決めるのは、他ならぬ店長の責務です。常日頃より店舗に対して関心を持ち、店舗運営における最適な方法や改善案を模索できる思考を持っていただければ幸いです。あまり自信のない私でも、店長になって少しずつ自分の仕事に誇りを持てるようになりました。未来の店長の皆さん、心より応援しています。

田中 萌子

店長は大変な仕事ですが、「人を笑顔にできる仕事」です。それは、お客様だけでなく、従業員も笑顔にできる価値のある仕事だと思います。まずは自分が楽しむことが一番。楽しい気持ちで店舗を運営していれば、自然とお店の雰囲気も明るくなりますし、良いチームを築けると思います。頑張ってください。

店長職というのは一国一城の主人で、当然ながらときに厳しい場面にも直面します。しかしながら、自分のアイデアや考えを直接店舗運営に反映させることができ、またスタッフたちを支え、支えられながら彼らの成長を見守り、ともに喜びを共有することのできる誇りの持てる仕事です。これから小田急レストランシステムの将来を担う店長たちが、どんどん活躍していくことでしょう。彼らがつくる未来を心待ちにしています。

採用担当より

※本内容は取材当時のものです。

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